キャバ嬢は個人事業主?メリットと注意点を解説

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2024年7月3日 お役立ち情報

キャバクラで働くキャバ嬢には、個人事業主としての契約が多いことをご存知でしょうか?
この記事では、キャバ嬢が個人事業主として働くメリットと注意点について詳しく解説します。
20〜30代の女性を対象に、キャバクラの仕事に興味がある方に向けた内容です。

個人事業主とアルバイト契約のキャバ嬢の違い

個人事業主として働いているのか、アルバイトとして雇われているのか、その違いはとても大きいです。
キャバクラで働く際とても重要なことですので、しっかりと理解しておきましょう。

個人事業主のキャバ嬢

個人事業主として働くキャバ嬢は、自分自身が独立した事業主となります。
お店と雇用契約を結ばず、売上の一部を報酬として受け取る形態が一般的です。
このため、個人事業主としての契約は主に、自分のお客様を多く持っている、または他のお店から引き抜かれた人気のキャバ嬢に適用されることが多いです。
高い売上を出せるキャバ嬢にとって、時給制よりも売上の折半が収入を増やすための有効な手段となります。

アルバイト契約のキャバ嬢

一方、アルバイト契約のキャバ嬢はお店と雇用契約を結び、時給制で働きます。
キャバクラ未経験者やお客様が少ないキャバ嬢は、安定した収入を確保するためにアルバイト契約になることがあります。
しかし、実際にはアルバイトとして雇用契約を結ぶケースは少ないのが現状です。

個人事業主のキャバ嬢の2つのメリット

個人事業主として働くことで、雇われて働くこととは違ったメリットがあります。
どんなメリットがあるのか、2つ紹介していきます。

1.契約に縛られず柔軟に働ける

個人事業主のキャバ嬢は、自分のスケジュールを自由に設定できます。
プライベートの予定や他の仕事と両立しやすく、自分のペースで働けるため、ストレスも少なくなります。
自分の時間をコントロールできるというのは大きな魅力です。

2.努力次第で収入を増やせる

個人事業主として働くことで、自分の収入を管理することができます。
努力次第で売上を増やし、それに応じた報酬を受け取れるため、自分の働き方次第で収入を大きく伸ばすことが可能です。
また、仕事に対するモチベーションも高まりやすいです。

個人事業主のキャバ嬢の2つの注意点

個人事業主ということは、普通の会社やお店でやる必要が無かったことも、自分でしなければいけなくなっていきます。
ここでは、個人事業主としてキャバ嬢の方に気を付けて欲しい点を2つ紹介していきます。

1.確定申告を忘れずに行う

個人事業主として働くキャバ嬢は、所得が一定額を超えると確定申告を行う必要があります。
専業なら年間38万円、副業なら年間20万円を超える収入がある場合、確定申告が必要です。
確定申告を忘れると、罰則の対象となる可能性があるため、注意が必要です。

2.経費計上できる範囲を知っておく

個人事業主として働くキャバ嬢は、仕事に関連する経費を計上することができます。
例えば、衣装代、交通費、メイク用品などが経費として認められます。
経費を正しく計上することで、課税所得を減らし、税金を節約することができます。
しかし、仕事に関係の無い飲食代や衣服代、娯楽費などは経費で落とすことはできませんので、経費計上できる範囲はしっかりと把握しておきましょう。

お店が個人事業主のキャバ嬢を雇う理由

お店が女の子をアルバイトとして雇うわけではなく、わざわざ個人事業主として扱うのはもちろん理由があります。
どんな理由があるのか、キャバ嬢として働く方も知っておきましょう。

運営コストを削減できる

お店がキャバ嬢を個人事業主として雇うことで、社会保険料の負担を避けることができます。
これにより、運営コストを大幅に削減できるため、経営において大きなメリットとなります。
また個人事業主としての契約形態では、キャストの業務内容や報酬の条件を柔軟に調整できます。
お店の需要が変わった時に、キャバ嬢の勤務条件や給与体系をすぐに変更できるため、運営をスムーズに行うことができます。

節税対策ができる

キャバクラは、キャバ嬢を個人事業主として外注することで経営することが一般的です。
消費税が課される経費が増えることで、キャバクラ店が確定申告時に支払う税金を減らすことができるからです。
給与は消費税が課されないため、キャバ嬢を従業員として雇用すると税金を減らすことができませんが、個人事業主への報酬は消費税が課されるため、経費として計上することで税金を減らすことが可能になります。
これがキャバ嬢が個人事業主として扱われる理由の一つです。

税務処理を簡素化できる

税金に関してのメリットは節税だけでなく、税金に関する手続きの負担も減らすことができます。
キャバ嬢を従業員として雇う場合、税金や社会保険などの手続きをお店側がやらなければなりません。
しかし、キャバ嬢を個人事業主として扱うことで、確定申告などの税務処理をする必要が無くなり、かなりお店側の負担が減ります。

まとめ

キャバ嬢が個人事業主として働くことには、柔軟に働けることや努力次第で収入を増やせるなど、多くのメリットがあります。
しかし、確定申告や経費計上といった税務面での注意点もあります。
お店側も、運営コストの削減や節税対策といった理由から、キャバ嬢を個人事業主として雇うことが多いです。
キャバクラで働く際には、自分がどの契約形態で働いているのかをしっかりと理解し、それに応じた準備を行いましょう。
個人事業主としての働き方を活用して、自分らしく楽しく働くことができるようにしましょう。