

どれだけ指名を増やしても、本当に自分の売上を支えてくれるのは、太客や常連などの「逃したくない客」の存在です。しかし、そういったお客さんこそ、気を抜いた接客をしていると離れていってしまいます。
「太客になりそうな良客は逃がしたくない!見極め方ってある?」
「逃したくない客が他の子に流れるのは嫌」
「どんな接客をしたら長く安定して通ってもらえる?」
そこでこの記事では、ナイトワーク業界に20年以上携わってきた「ナイスタ求人」が、キャバ嬢にとっての「逃したくない客」を見極めるポイントについて詳しく解説していきます。
リピートにつながる接客や3つのNG行動、逃したくない客を維持する営業のコツも紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
キャバ嬢にとっての「逃したくない客」とは?
キャバ嬢にとっての「逃したくない客」の特徴は、主に以下の3つです。
- 安定したお金を使ってくれる人
- 長く通ってくれる人
- お店のルールを守る・無理な要求をしない人
上記に該当する人は、モラルのある健全なキャバクラ通いをしてくれたり、しっかりお金を使ってくれたりします。
安定したお金を使ってくれる人
キャバ嬢にとって一番ありがたいのは、安定してお金を使ってくれるお客さんです。特に、1回の来店で大きなお金を使ってくれるお客さんのことは「太客」と呼ばれ、重宝されています。
来店の度にボトルを入れたり、イベントでシャンパンを開けたりしてくれる太客は、「逃したくない」と感じる存在です。
長く通ってくれる人
長く通ってくれる「常連客」も、逃したくないお客さんの特徴です。金額はそこそこでも、毎回適度に指名やボトルを入れてくれるお客さんは、精神的な支えになってくれます。
長く通ってくれるお客さんの特徴は以下の通りです。
- 会話を楽しんでくれる
- キャバ嬢に癒しや居場所を求めている
- 無理なく遊べる範囲で来店してくれる
また、見栄を貼らずに自分のペースで楽しんでくれる人も、長く安定して通ってくれる傾向があります。
お店のルールを守る・無理な要求をしない人
お店のルールを理解し、無理な要求をしてこない人も「逃したくない客」の特徴です。
以下の行動をしないお客さんは、キャバ嬢の負担を増やさないので、安心して接客できます。
- 営業時間外の連絡を強要しない
- 出勤状況を詮索しない
- 無理な同伴・アフターに誘わない
逃したくない客を見極める4つのポイント
ここからは、逃したくない客の見極めるための4つのポイントをご紹介していきます。「これから太客・常連客になりそうな人を見極めたい」という女の子は、ぜひ参考にしてみてください。
- 営業LINEにもしっかり反応してくれる
- 指名や延長を自然にしてくれる
- 他の女の子に流れにくい
- キャバ嬢を人として尊重してくれる
営業LINEにもしっかり反応してくれる
営業LINEを送っても既読スルーや短文ばかりの人は、残念ながら関係を深めていくのが難しいでしょう。反対に、こまめにやり取りができると会話が広がりやすく、来店にもつなげやすい傾向です。
キャバ嬢の努力にきちんと応えてくれる人は、長期的に大切にしたいお客さんだといえます。
指名や延長を自然にしてくれる
無理に頼みこまなくても、当たり前のように指名や延長をしてくれるお客さんは、本気でキャバクラを楽しんでくれている証拠です。
こちらから営業トークをしなくても、「もう少し居ようかな」「次もまた来るね」と自然に言ってくれる姿勢は、大きな安心感につながります。
売上だけでなく信頼関係も築きやすく、長く通ってくれる可能性が高いので、逃したくない客の条件の1つだといえるでしょう。
他の女の子に流れにくい
どれだけ仲良くなっても、他の女の子に目移りしがち・すぐ流れてしまうお客さんだと、長期的な指名にはつながりにくいでしょう。「○○ちゃんがいい」と一途に選んでくれるお客さんを大事にすべきです。
浮気せずに通い続けてくれるお客さんが居れば、売上の安定にもつながります。
キャバ嬢を人として尊重してくれる
キャストの女の子を大切に扱ってくれるお客さんも、逃したくない客の特徴です。
特に、束縛せずに感謝の気持ちを持って接してくれる人は、本命客に育つ可能性が高いでしょう。また、指名や延長が長いと、女の子を気に入ってお金を使ってくれているお客さんなので、こちらも大切にすべきです。
さらに、小さな気遣いや優しい言葉をかけてくれるお客さんも重宝すべきでしょう。
【キャバ嬢】逃したくない客を失うNG行動3選
ここからは、せっかくの良客も離れていってしまうような、キャバ嬢のNG行動について見ていきましょう。
- 約束を守らない・時間にルーズすぎる
- 連絡頻度が重すぎる
- 相手をお金としか見ていない
上記のNG行動を避ければ、自然と逃したくない客と良い関係性が築けるようになりますよ。
約束を守らない・時間にルーズすぎる
お客様との約束や打ち合わせ時間を守るのは、信頼関係を築く上でとても大切なことです。何度もドタキャンしたり大幅な遅刻をしたりすると、お客さん側からの信頼を失うので注意しましょう。
ルーズな態度が続けば相手の気持ちも冷めてしまい、せっかくの良客も離れていってしまいます。
連絡頻度が重すぎる
キャバ嬢にとってLINEは大事な営業ツールですが、逃したくないからといって連絡が多すぎる・重すぎるのはNGです。
- 1日に何十件もメッセージを送る
- 返信が遅いと「何してたの?」と束縛する
- 「返信してよ」と催促するなど
お客さんも最初は喜ぶかもしれませんが、だんだんと重荷になってくるので、残念ながら最終的には距離を置かれてしまいます。長く良い関係を構築したいなら、適度な頻度でやり取りをするのが最適です。
相手をお金としか見ていない
「キャバクラで働くのはお金のため」という人は多いですが、それが露骨に態度に出してしまうのはNGです。
お客さんに対しても、「金払いが良いから好き」「高いボトル入れてくれるから一番」といった気持ちが透けて見えると、一気に冷められてしまいます。
お金だけに価値を置くと信頼が壊れてしまい、逃したくない客も離れてしまうでしょう。
キャバ嬢が逃したくない客を維持するコツ
最後に、逃したくない客を維持するためのコツを3つご紹介します。
- 無理なく続けられる営業をする
- 特別感を演出する
- 心を満たす接客をする
無理なく続けられる営業をする
逃したくない客を維持するには、まず無理なく続けられる営業をかけるのが大切です。毎日長文を送ったり、無理に会う約束を取り付けたりすると、自分だけではなく相手にも負担になってしまいます。
連絡しすぎると疲れさせてしまうし、逆に放置すると気持ちが冷めてしまうため、十分注意しましょう。「また会いたいな」と思わせる程よい距離感が重要です。
特別感を演出する
お客さんは「自分だけ特別扱いされている」と感じることで、通う理由ができるもの。
- 「○○さんだから言うけど、本当は人見知りなんだよ」
- 「○○さんだけに相談したいことがあって…」
上記のように、「あなただから」というニュアンスを出すと、本命感が演出できます。ただし、他の客と差をつけすぎてしまうと、やりすぎ感が出てしまうので注意しましょう。
心を満たす接客をする
相手の話した内容や誕生日、仕事の区切りなどを覚えておいて、自然に話題に出すことも大切です。
「自分のことをちゃんと知ってくれて、見てくれているんだな」と嬉しくなるので、「また癒されたい」「元気をもらいたい」と通ってくれるきっかけにもなるでしょう。
たとえば、お客さんが無理のない範囲で飲んでくれているときに「そういう楽しみ方が一番素敵だと思う」と伝えることで、健全なリピーター客に育ちやすくなります。
さらに、相談や愚痴も受け止める姿勢を見せることも大切です。
まとめ
キャバクラは、「数打てば当たる」という営業方法ではありません。「逃したくない客を大切にする」ことで、効率的に安定した稼ぎが得られます。
そのためには、逃したくない客の特徴を見極め、適切な距離感でていねいに接することが大切です。ただし、工夫や努力をしてもなかなか良客に出会えない場合は、お店や環境が合っていない可能性があります。
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もちろん本入店前には、仮入店でお店や常連客の雰囲気などもしっかり見極められます。なかなか良いお客さんがつかずに試行錯誤している女の子は、ぜひ求人だけでも覗いてみてくださいね。