キャバクラで働く上でよく耳にするのが「お触り」問題です。
特に、これからキャバクラデビューしようと考えているナイトワーク初心者の女の子の中には、以下の不安を抱えている子も多いのではないでしょうか。
「キャバってお触りあるの?もし触られたらどうしたらいい?」
「お触りしてくるお客さんの傾向や特徴はある?」
「お触りされたときの角が立たない対処法が知りたい」
そこでこの記事では、ナイトワーク業界に20年以上携わってきた実績を持つ「ナイスタ求人」が、キャバクラのお触り事情や、万が一のときの対処法を詳しく紹介していきます。
お客さんに触らせないための工夫や、自分を守るコツについても詳しく解説していきますので、これからデビューする子やすでに働いていてお触りに困っているという子も、ぜひ参考にしてみてください。
キャバクラで「お触り」はあるの?基本ルールを知ろう

まずは、キャバクラでお触りは「アリ」なのか?「ナシ」なのか?という疑問から解決していきます。
キャバクラは会話とお酒を楽しむための場所であり、風俗ではないため、原則お触り禁止です。
業界の大前提としてまずここを理解しておけば、余計な不安を持たずに働けるでしょう。
キャバクラは「お触り禁止」が当たり前
キャバクラは風俗とは違い、原則「お触り禁止」が徹底されています。
なぜなら、風俗のように体の接触で稼ぐのではなく、会話・お酒・雰囲気で楽しませるのがキャバ嬢の仕事だからです。
そのため、お触りを無理に我慢したり、相手に合わせて受け入れたりする必要はありません。
近年では、キャバ嬢が安心して働けるように、お店側があらかじめマニュアルを用意しているところも多いです。また、お客さんから見ても「触れないのが当たり前」という認識がほとんどでしょう。
実際の現場ではグレーな部分もある
ただし、「お触り」の定義はお店ごとに異なり、中にはグレーゾーンまでは黙認しているお店もあります。
たとえば、「手をつなぐくらいなら問題ない」と判断するお店もあるのです。また、お客さんによっては酔って手を伸ばしてくることもあるでしょう。
しかし、先述したとおり、キャバクラ業界全体においては、お触り禁止がルールです。そのため、基本的に「嫌なことは断っていい」と認識して問題ありません。
特に新人の女の子は、最初に「この店はどこまで許容しているのか」を確認しておくと安心して働けるでしょう。
お触りされやすいキャバ嬢の特徴

ここからは、「お触りOK」と勘違いされやすいキャバ嬢の特徴について見ていきましょう。
以下はお触りされやすくなる、キャバ嬢のNG行動です。
- ボディタッチが多い・距離が近い
- 断るのが苦手で流されやすい
- 営業トークで下ネタに乗っかる
「お触りOKと思われたくない!」という女の子は、上記の行動を避け、適切な距離感で接客することが大切になります。
ボディタッチが多い・距離が近い
フレンドリーさを出そうとして、女の子の方からべたべたとお客さんに触れすぎると、下心のあるお客さんは「この子はお触りOKなのかな」と勘違いしてしまいます。
そのため、お客さんの腕や肩、膝などに頻繁に触れたり、距離が近すぎたりする接客はNGです。
自然体の接客は大切ですが、境界線が曖昧になるような行動は避けましょう。
断るのが苦手で流されやすい
嫌でも「やめてください」と強く言えない子や、つい笑ってごまかしてしまう子も要注意です。
お客さんの中には「嫌がってない=お触りOK」と受け取ってしまう人もいるため、結果的にセクハラがエスカレートしてしまいます。
大事なのは、「嫌なことをきちんと嫌と言える姿勢」です。
営業トークで下ネタに乗っかる
盛り上げようとしてお客さんの下ネタに乗っかってしまうと、「この子ならイケる」と思わせてしまうので注意しましょう。
会話を楽しく盛り上げることは大切なことですが、度が過ぎた下ネタはお触りのきっかけになるため、しっかり線引きすることを意識してください。
お触りしてくるお客さんに多い特徴

ここからは、お触りしてくるお客さんに多い特徴と傾向を紹介していきます。
- お酒が入ると気が大きくなる
- キャバクラを疑似恋愛の場だと思っている
- 女の子の反応を試している
上記の特徴を持つお客さんを避ければ、お触りされるリスクを減らせる可能性が高くなります。
お客さんを見極める際は、ぜひ意識してチェックしてみてください。
お酒が入ると気が大きくなる
普段は大人しいのに、酔っ払うと急にテンションが上がって気が大きくなってしまうお客さんは多いものです。
さらに、アルコールで理性が薄れるのもあり、「ちょっとくらいいいだろう」「お酒の席の戯れとして許されるだろう」と思ってお触りしてくることがあります。
ただし、この場合はしっかり「お触りはNG」だと態度で示せば、しつこく迫ってくる可能性は低いでしょう。
キャバクラを疑似恋愛の場だと思っている
キャバクラを疑似恋愛の場だと思っており、以下のような思い込みをしているお客さんも一定数います。
- 「こっちはお金を払っているんだから触れてもいい」
- 「たくさん貢いだから少しくらいいいだろう」
- 「キャバ嬢は彼女みたいなもんだからこれはセクハラじゃない」
こういうタイプは、自分が悪いことをしている意識が薄いためかなり厄介な場合もあります。
うまく意思表示できない場合や、トラブルに発展しそうな場合は、早めにお店側へ相談しましょう。
女の子の反応を試している
わざと怒られるようなことをして、お触りを嫌がるタイプの女の子かどうかチェックするお客さんもいます。
また、「どこまでだったら許容してくれるのか」を試したいというお客さんもいるでしょう。このタイプのお客さんは、ギリギリのスリルを楽しんでいるケースが多いです。
「嫌がらなかったらお触りできてラッキー」くらいにしか捉えていないため、最初の段階でしっかり拒否しておかないと、どんどん調子に乗ってエスカレートします。
キャバクラでお触りされたときの対処法

ここからは、キャバクラでお触りされたときの咄嗟の対処法を紹介していきます。
売れっ子キャバ嬢のよくあるテクニックは、以下の通りです。
- 話題を変えてお触りを回避する
- お客さんを紳士に仕立てる
- お客さんの手を握って動きを封じる
- 膝をくっつけて距離をコントロールする
- はっきりと笑顔で断る
角を立てずにスマートにお触りを回避したい女の子は、知っておくといざというときに役立ちますよ。
話題を変えてお触りを回避する
まずはやんわりかわすのが基本です。話題を切り替えて、体の向きを変えるだけでも効果があります。
特に、下ネタ系の話題はお触りにつながりやすいため、早めに話題を切り替えましょう。
お客さん自身の趣味や仕事など、別の話題を振るのがおすすめです。相手は自分の話を聞いてほしいという人が多いので、気分よく喋ってくれるでしょう。
お客さんを紳士に仕立てる
相手に好意的な態度を示し、先に褒めることで「女の子に好かれているいい印象を崩したくない」と思わせるテクニックです。
お客さんはキャストに対して「かっこよくいよう」としてくれるので、自然にお触りを控えてくれます。
- 「○○さんってみたいな落ち着いた飲み方の人、好きだなあ」
- 「○○さんみたいに紳士的な飲み方してくれる人が隣にいると、安心する」
- 「お客さんがみんな○○さんみたいにスマートな飲み方だったらいいのに」
押し付けすぎず、さりげなく伝えると本音っぽくなるので、より効果的です。
お客さんの手を握って動きを封じる
しつこい人には、逆にこちらから手を握って、太ももに置いてしまうのも1つの方法です。お客さんの「触れたい」欲求を満たし、余計な手の動きを止められるメリットがあります。
また、接触のハードルを低くするなら、相手の手を取ってグラスを渡すテクニックもおすすめです。
「乾杯〜!」や「イェイ!」とグラスを合わせたり、手をタッチする方向に誘導したりするのも効果的。自分のペースで相手をコントロールできそうなら、挑戦してみるといいでしょう。
膝をくっつけて距離をコントロールする
膝をくっつけるのは、一見「お触りOK」と思われてしまいそうで避けてしまいがちな行動です。しかし、実は相手との距離感を図り、主導権を握れるテクニックでもあります。
手が伸びてきてもかわしやすく、かといって好意的な雰囲気は損なわれないのがメリットです。大切なお客さんを不快にさせず、スマートにお触りを回避できる上級者テクニックだと言えます。
はっきりと笑顔で断る
どうしても嫌なときは、笑顔ではっきりと断ることも大切です。
冗談交じりで「出禁になっちゃいますよ」と伝えたり、「それはナシですよ~」と軽く線を引いたりするだけでも効果があります。
無理に強い言葉を使わなくても、意思表示をしっかりしておくことで、お触りがエスカレートするのを防げるのです。
それでもお触りをやめない客には「ボーイ」を呼ぶ

やんわり拒否しても手を出してくる場合は、自分で抱え込まずにスタッフを頼りましょう。
「売上を落としたらだめ」「嫌われたらどうしよう」と悩んで我慢してしまう真面目な女の子も多いですが、それでは本末転倒です。
嫌な思いをし続けていたら、しんどくなってナイトワークも長続きしなくなります。
お触りを断ったからといって、指名がゼロになるわけではありません。むしろ、毅然とした態度の方が信頼されるケースもあります。
しつこくお触りをされる場合は、「すみません、ちょっと見てもらえませんか」とその場でボーイを呼び、守ってもらいましょう。
お店によってはすぐ注意してくれたり、そのお客さんの席から外したりと配慮してもらえます。無理に我慢せずに、「嫌なものは嫌」という心構えを持っておくことが大事です。
まとめ
キャバクラでのお触りは、キャストとして働く女の子なら誰にでも起こり得るトラブルです。しかし、工夫次第でしっかり防げるため、自分の立ち回りをどうするかが大切になります。
大切なのは、自分を守る意識と楽しく働ける環境作りです。
「いろいろ対策しているのにお客さんに恵まれない」という場合は、そもそも今の環境が合っていないのかもしれません。
その場合は、思い切って別のお店や別の業態のナイトワークを検討してみるのもいいでしょう。
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お客さんからのお触りにお悩みの女の子は、合わせて検討してみてくださいね。

