

キャバ嬢として意欲的に働いている女の子の中には、通常の同伴とは異なる「賭け同伴」にチャレンジしてみたいと思っている子もいるのではないでしょうか。しかし、賭け同伴はキャバ嬢の接客レベルが問われる難易度の高い営業テクニックです。
「ただの食事から、どうやって同伴に持ち込めばいいの?」
「賭け同伴ってハードルが高そうだけど、成功するコツはある?」
「どんなお客さんを選べば成功しやすいの?」
そこでこの記事では、ナイトワーク業界に携わって20年以上の実績を持つ「ナイスタ求人」が、キャバクラにおける賭け同伴の基本から実践テクニック、成功しやすいお客さんの見極め方、注意点まで詳しく解説します。賭け同伴を取り入れて売上アップを目指したい方は、ぜひ最後までご覧ください。
「賭け同伴」とは?同伴との違い
「賭け同伴」や「同伴」は、キャバクラ業界で使われている接客用語です。どちらもキャバ嬢とお客さんが営業前に店外で食事などのデートをする行為を指しますが、この2つには明確な違いがあります。まずは、同伴と賭け同伴の違いについてしっかり知っておきましょう。
同伴とは
一般的な「同伴」は、事前にお客さんとデートの約束をすることをいいます。主に食事や買い物を一緒に楽しみ、そのまま同伴で出勤するのが基本的な流れです。
お客さんが同伴出勤してくれると、キャストには同伴料や指名料などのインセンティブが発生します。お店にとってもメリットがあるため、推奨していたり、ノルマとして設定している店舗も少なくありません。
賭け同伴とは
一方の「賭け同伴」は、事前に同伴を取り決めずに、お客さんと食事に行く行為を指します。あくまでも「ただの食事」として誘い、当日の流れで店に来てもらうことで同伴が成立します。
そのため「賭け同伴」「掛け同伴」「チャレンジ同伴」などとも呼ばれ、通常の同伴に比べてややリスクのあるスタイルといえます。営業が成功すれば通常と同様にインセンティブが発生しますが、失敗すれば単なるデートで終わる可能性もあります。
賭け同伴はお客さん選びが重要!
賭け同伴が成功するかどうかは、誰に対して行うかで大きく変わります。成功率の高いお客さんには共通点があるため、まずは賭け同伴に向いているお客さんを選ぶことを意識しましょう。
ここでは、賭け同伴に向いているお客さんと、不向きなお客さんの特徴を紹介します。
賭け同伴に向いているお客さんの特徴
賭け同伴に向いているお客さんの特徴は以下の通りです。
- 経済的に余裕がある人
- キャバクラに通い慣れている人
- 他のお店にもよく行く人
- お店に頻繁に来てくれている人
- 心に余裕があり、下心が強すぎない人
ある程度信頼関係があり、誠実な対応が期待できるお客さんを選ぶことが成功の鍵です。付き合いの長い常連客などは、比較的安全にアプローチできます。
賭け同伴に不向きなお客さんの特徴
一方、以下に該当するお客さんは、賭け同伴には向きません。
- キャバクラ初心者や業界に不慣れな人
- 下心が強くホテルなどに誘いたがる人
- デートの支払いを渋る人
初心者のお客さんは同伴のシステム自体を理解していない場合が多く、思わぬトラブルになることもあります。また、過度にボディタッチをしてくる人や、下心が見え隠れする人には注意が必要です。
賭け同伴を成功させる5つのテクニック
賭け同伴を成功に導くためには、以下の5つのポイントを意識することが効果的です。
- リーズナブルなお店を選ぶ
- 長すぎず短すぎない時間を意識する
- もっと一緒にいたいと思わせる
- 自然な流れでお店に誘う
- 断られてもサラッと流す
賭け同伴は「楽しい時間の余韻」と「自然な誘い方」が成功のカギを握ります。どれもすぐに意識できるものばかりなので、ぜひできることから接客に取り入れてみてください。
リーズナブルなお店を選ぶ
賭け同伴を狙うなら、まず相手の負担や気持ちに配慮したお店選びをしましょう。高級店を指定すると「高いご飯が目的なの?」と不信感を募らせてしまうので、高すぎるお店を指定しない、自分の好みを押し付けないことが大切です。
お店選びやデート内容に気を配ることで、「この子は気を遣える子だな」「純粋に自分との時間を楽しんでくれるのかも」と思ってもらえるため、好印象につながります。
長すぎず短すぎない時間を意識する
賭け同伴を仕掛ける場合、食事やデートの時間は90分前後がベストです。短すぎると相手が物足りなく感じるだけでなく、「同伴のインセンティブが欲しいだけ?」と不快に思われてしまいます。反対に、デートが長すぎるとその時点で満足してしまい、お店に立ち寄らずに帰ってしまう可能性が高くなるため注意が必要です。
適度な時間設定で「物足りなさ」と「名残惜しさ」を演出することが、自然に次の流れをつくるコツです。
もっと一緒にいたいと思わせる
デート中は笑顔で、思いっきり楽しんでいる様子を見せることが大切です。普段お店で会うのとは違う素の部分やギャップのある姿を見せることで、「もっと一緒にいたい」「このまま帰るのはもったいない」と思わせましょう。
また、会話の中でお客さんが「特別扱いされている」と思えるような言い回しを使うのもおすすめです。たとえば、お客さんの好きなもの(食べ物や趣味)に対して、「今度一緒に行きたいな」「○○さんおすすめのお店?素敵だね!今度連れていってよ」と好意的な反応をするのも効果があります。
自然な流れでお店に誘う
賭け同伴で最も重要なのは、自然な流れでお店に誘うことです。デートの前や会話の流れで「この後出勤なんだ~」と軽く伝えて、出勤予定や時間をさりげなく匂わせておきましょう。お客さんに「もしかしたらこのままお店に行く流れになるかな?」と意識させるのがコツです。
また、デートの最中や終盤では、余韻や名残惜しさを伝えましょう。たとえば、以下のような自然な言い回しなら、楽しい雰囲気のままサラッと誘えます。
- 「今から出勤になっちゃうんだけど、もう少し一緒に飲みたいな」
- 「まだ話し足りないよ!よかったらお店で続き話そう?」
- 「もっとお話ししたいけど、そろそろお仕事行かなきゃ…よかったら一緒に来てくれない?」
出勤時間を伝えておけば、「じゃあこのまま2軒目も行こうよ」と誘われても断りやすくなります。「よかったらどう?」くらいの軽い気持ちで、重くなりすぎないようさりげなく言及するのがポイントです。
断られてもサラッと流す
掛け同伴は元々約束していないこともあり、大半は断られてしまうでしょう。しかし、断られたからといって不機嫌になるのはNGです。また、しつこく誘わないことや、断られたら素直に諦めることも大切になります。
断られてしまっても、「そっか、残念」「またお店に来てね~」などと軽く流し、笑顔で感謝を伝えることを意識しましょう。
賭け同伴にチャレンジする際の注意点
最後に、賭け同伴にチャレンジする際の注意点を2つご紹介します。
- 成功にこだわらない
- トラブル回避を意識する
成功にこだわらない
賭け同伴は成功率の低い、やや上級者向けの接客テクニックです。飛び込み営業のような側面もあるため、断られても気にせず、次につながるきっかけをつくるという意識を持ちましょう。
たとえ同伴に成功しなくても、デートで深いコミュニケーションをとれれば、関係性の構築に繋がります。後日の来店に繋がる可能性もあるため、無駄な時間とは考えないことが重要です。
トラブル回避を意識する
デートの際は、身の安全を最優先にすることを心掛けましょう。
- 個室や密室を避ける
- お客さんにお酒を飲ませすぎない
- 判断力を保つため、自分自身も飲みすぎない
- お店のルールやサービスの範囲を超えた要求はきっぱり断る
待ち合わせ場所や食事場所は、必ず人目のある場所にしてください。お客さんの車での移動やカラオケなどの密室でのデートも避けるようにしましょう。
また、気分がよくなる程度にお酒を勧めるのはよいですが、飲ませすぎはNGです。飲ませすぎるとトラブルや強引な誘いへとつながる可能性があるため、十分注意しましょう。
まとめ
賭け同伴は、通常の同伴よりもキャストの手腕が問われる接客テクニックです。失敗したとしても決して無駄ではなく、次回につながるような関係性が構築できるため、長い目で見ればプラスだといえます。ただし、店外デートには変わりないので、安全を第一に無理のない範囲で楽しい時間を演出することが大切です。
また、「今のお店の客層が自分に合っていない」「売上が伸び悩んでいる」という女の子は、自分に合ったお店に移籍することも検討してみるとよいでしょう。
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